大人ニキビにはどんな対策が必要?:不必要な汚れはしっかり落として必要な皮脂は残す洗顔料
大人ニキビに悩まされている方はたくさんいますが、意外と対策を間違えて悪化させてしまうことも多いようです。
なぜならニキビには思春期にできたイメージがあるからですね。
あの頃のニキビはニキビ用洗顔料でガシガシ洗って皮脂を落としまくって、とにかく肌を清潔に保つという方法で対策していたのではないでしょうか。
思春期の場合は、皮脂の分泌量がとても多く、肌のターンオーバーも盛んです。
そして肌の水分量も多いので、そういった強めの対策で良かったのですね。
しかし大人ニキビは、肌の水分量が少なく、肌のターンオーバーが衰えているために起きるものです。
肌の水分は肌を守っているもので、水分量が少なくなると皮脂がたくさん分泌されて、皮脂で肌を守ろうとするのです。ですから、肌のためにはある程度必要な皮脂はあるのですね。大人ニキビを改善するためには、不必要な皮脂や汚れはしっかり落として、必要な皮脂は残す洗顔が重要ということになります。
アクネ用の洗浄力の強い洗顔料だと、必要なものまで根こそぎ持って行ってしまう可能性が高くなるので、どちらかというと低刺激で肌に優しいものを選んだ方がいいかもしれません。ニキビが憎いためにガシガシ擦ってしまいたくなるかもしれませんが、擦ると余計刺激を与えて、肌に必要なものを取り除いてしまうので、大きな泡を作ってその泡に汚れを吸着させる方法で洗顔しましょう。
もこもこの泡を手で作るのは難しいので、泡立てネットを使ってへたらないしっかりした泡を作ります。これを顔に乗せて、指が顔に触れないように泡を動かして毛穴に押し込み、汚れを吸着します。そして5分ほど放置してからぬるま湯で優しく洗い流します。こんな方法でちゃんと汚れが落とせるのか不安になるかもしれませんが、これだと必要な皮脂は残して汚れだけを落とせるのです。
お肌のざらつきもちゃんと落ちているので、洗顔後に肌を触ってみるとよくわかります。洗顔後はしっかり保湿して、肌バリアを強化しましょう。