大人のニキビができやすい肌とは:肌が乾燥していて、刺激にも弱い肌
大人ニキビができやすい人は肌のバリア機能が低下していて、毛穴の中もクリーンな状態ではありません。バリア機能が弱まると少しの刺激にも過敏に反応してしまいますので、通常ならトラブルにつながらないような刺激であっても肌トラブルを引き起こしてしまうことが増えます。
ではなぜ刺激に弱い肌が出来上がってしまうのかというと、肌が乾燥してしまってクッションの役割を果たしている潤いが足りないからです。季節的に乾燥しやすい時期というのもありますが、多くは元々の肌質や肌ケアの方法が深くかかわっていますので、正しいケアを実践して刺激に負けない肌作りを行いたいところです。
大人ニキビができてしまう場合、まずは洗顔から見直さなければなりません。洗顔ではただメイクを落とせば良い、表面に付着している汚れや汗を洗い流せれば良いというわけではなく、毛穴の奥深くに潜り込んでいる分もしっかりと落とさなければなりません。毛穴の中まで綺麗にするには少しコツが必要で、通常の洗顔剤をそのまま使っても毛穴の中までは届きません。行いたいのは泡洗顔であり、キメの細かな泡を作れば作るほど、奥深くの汚れをしっかりと落とすことができます。泡洗顔では手でこする際の摩擦を軽減することができ、負担をかけずにクリーンな状態を手に入れることができます。
洗顔を行ったら、次に乾燥を防ぐためにセラミドやヒアルロン酸などの潤い成分の配合されている化粧品を使ってしっかりと保湿ケアを行います。化粧品をつけた後は蒸発を防ぐために、クリームや乳液をつけることを忘れてはいけません。正しいケアを実践して一か月ほど経過すれば、自然とバリア機能が強化されて外的刺激に強くなります。また、毛穴が閉じることで皮脂や汚れが入り込むことも少なくなりますし、アクネ菌の増殖も防げますので、ニキビを改善することができます。一度良いサイクルが出来上がると、その後のケアはずい分楽になります。